京都徒然日記

京都の大学生。本と映画と星空と…

ローストガーリックが強すぎる件

私の趣味は自炊なのですが、最近気づいた最強の調味料、それはローストガーリックという魔法の調味料でした。これは強いです。生ニンニク(チューブ)は匂いが強いし、ニンニク(塊)は切るのもまな板洗うのも匂いが残ってめんどくさい!そんな方のより良いニンニクライフをサポートします。

 

 

使い方その① 野菜サラダに

野菜サラダのドレッシングって飽きません?かといって何種類もドレッシング揃えるの面倒だし、塩とオリーブオイルとかでおしゃれにキメるにしたってボウル使わなきゃいけないし面倒くさい!そんな時に大活躍にローストガーリック。いつもの野菜サラダにドレッシングをかけて、ローストガーリックをかけるだけ。食欲をそそるにんにくの香りでサラダが格段においしくなります。

 

使い方その② 割引お刺身の漬け丼に

スーパーで夜遅くに割引になってる魚たち。美味いけど、たまに生臭いことも…。そんな時に活躍するのがローストガーリック。その刺身、漬け丼にしたら上からこいつをかけてみません?時間があれば大葉を刻んで和えてもよし。生臭さがうまく消え、より美味い漬け丼になること間違いなし。

 

使い方その③肉を焼く

これはもう万能といってもいいくらい全ての肉に使えます。鳥ささみから牛肉まで、マジで万能。鶏モモを醤油に漬け込んで揚げ焼きにしてこれかけたら美味しいだろうなぁ。じゅるり。

 

使い方その④ガーリックトースト

ガーリックトーストって、バターとチューブニンニクを混ぜる→焼くというのが一般的かと思うのですが、混ぜる時に使う器、ニンニクの匂いもつくしバターで脂っこいし、洗うの面倒だなぁと思っていました。

しかしです、別に混ぜなくてもガーリックの香りがつけばいい。つまりパンに切ったバターをのせてローストガーリックをかけてトースターで4分も焼けば良い感じのガーリックトーストができる。粗挽き黒胡椒なんかがあればさらにハッピーお酒タイムですね!

 

そんなわけで、最近のお気に入り調味料を紹介してみました。(別にSBの回し者ではありません…)。1つあるだけでQOLが上がります。まちがいなく。

 

グループディスカッションの苦手な就活生に捧ぐGDで“魅せる”方法

この世の中には2種類の人間がいる。

グループディスカッションが得意な人間と、グループが得意でない人間だ。

 

なーんて。最近就活をはじめた後輩たちから、グループディスカッションが苦手という話をよく聞きます。かくいう私も就活まではグループディスカッションなどやったこともなく、何をするのかさえ知らない状態。本番前日に「東大生が書いた」シリーズのグループディスカッションの本を読み、なるほどわからん、など思いながら喋っていました。

 

 しかし、正直だれもグループディスカッションがどうすればうまくいくかなんて知りません。まだ社会にも出たことがないひよっこなのですから。そんなぴよぴよ就活生の集団のなかで、「これさえ守ればいいとこ見せられる!」と思ったら点をいくつか紹介したいと思います。

 

ちなみにこの記事を読むべきは

  • 議論はそこそこできる
  • GDで何をしたらいいのかよくわからない

人向け。バリバリリーダーやってやるぜ!みたいな人には必要ないかと思われます。

 

1. アイスブレイクは積極的に

いや正直私はあんまりできてなかったです。GD前には待機時間があるのですが、そこで今からやるGDのメンバーと顔合わせをします(できないきとも稀にある)。そこで名前と世間話ができるかどうかがポイント。(いわゆるアイスブレイクと言って緊張をほぐす時間ですが、試験官がみていることもあります)

ドアを開けて椅子に座り、挨拶と名前を言って、自己紹介くらいできればしめたものです。

会場来るとき迷いませんでした?私あんまり東京にまだ慣れてなくて〜(笑)など適当な会話をして「話慣れ」しましょう。

2. 開幕の「時間決め」

では始めてください、と試験官に言われて一番最初に口火を切る人になりましょう。でもリーダーになる必要はありません。遠慮がちに、「…じゃあとりあえず何分までにどこまでやるか、時間決めときません?」くらいで良い。そこから自然と時間が決まります。リーダーが生まれれば任すもよし、決まらなければ自分がやるもよし。リーダーを任すなら、最初に時間を決める提案をしたものとしてタイムキーパー役くらいはちゃっかりいただきましょう。

3. リーダーをするべきか否か問題

リーダー役ってファシリテートが上手い人がいて自ずと決まることもあるのですが、皆があまり得意そうじゃなく遠慮しているときは「じゃあ私やっちゃいますね!」と堂々と奪ってよし。ただしリーダーになるなら独裁政治をすることなく、全員の意見をきちんと聞きましょう。たまに議論に入るのが苦手で自分の意見を出せずに苦労している人もいるので、「◯◯さんはどう思う?」とか、「〜っていう意見と〜っていう意見どうかな?」とか、意見を言いやすい場面で振ってみましょう。それでもつれない返事の場合は参加意欲のない人と考えてよいでしょう。その後も返事は期待はせず話を振るだけ振ってみましょう。試験官も分かっているので大丈夫です。このように意見を言わない人に話を振る役は無職の場合にもできるので積極的にやっていきましょう。

4. 前提は絶えず確認する

議論の際には「これだけはひっくり返さない」前提を作るものです。例えばカフェの売り上げについて考えるなら、「どこにあるどんなコンセプトのカフェで利用者層はどのあたり、何時開店何時終わりでセルフサービスか否か」などの設定を決めて共有します。

しかしながら!前提はよく忘れられます。郊外のカフェなのにサラリーマンを取り込もうとしたり。前提は議論している間にスッと忘れられてしまうもの。そういう時に、「でもそれって前提では〜じゃなかったでしたっけ?」などと言えれば議論に熱くなりすぎず冷静な視野の広さを見せられます。

5. 論破しない

GDって論破ゲーじゃないんです。知っていましたか?というレベルで論破してくる人がたまにいます。GDの目的は自分に頭の良さを見せつけることではありません。「全員が納得して」「一つの答えを出す」こと。「でもその意見だと〜」と反論を出すのは有意義なのですが、自分の意見に固執したり、相手の意見を叩き潰すのはやめましょう。相手の意見が穴だらけなのであればその穴を埋めるか、意見の一部を使うという体で採用して行きましょう。

「はい論破」はたしかに楽しいけれど、多分落ちます。

6. 発表をするなら

議論が終わった後に試験官に向かって発表をすることがあります。で、誰が発表する?という雰囲気になるのですが、そこはもうリーダー役で決めて良いでしょう。自分がリーダーであれば、書記役と一応相談しながら発表に立候補。リーダーでなければ、「◯◯さんがリーダーやってくれたので私は◯◯さんに発表任せたいなぁと思ってるんですけど…皆さんどうですか?」などといって任せましょう。リーダーが発表の苦手な人でなければ大丈夫なはずです。

 

さて色々書いてきました。

他の人の話や自分の経験からやってよかったこと、もっとやるべきだったなぁということをまとめてみました。 GDの面倒なところは同じ大学同士、友人同士で練習してもあまり意味がないところ。本番で練習するしかないのです。頑張って良き就活ライフを送ってください。

 

おすすめ本4選〜意志の強い女の子が主人公の物語が好きな話〜

お盆の京都の盆地パワーが強すぎて帰省していました。暑すぎる。

そこで実家の蔵書の整理を頼まれたのですが、整理する中で私の愛読している本や漫画の「好きなキャラクター像」は結構はっきりしているなぁと思って面白かったので、メモ程度にまとめ書き。この中で好きな本があったら他の本も好きなのではないかなぁと思うので、おすすめ紹介にもなるのではないかと。

 

1. 『赤髪の白雪姫』:あきづき空太

しょっぱなから少女漫画ですみません。でもこの少女漫画、ちょっと異色である。

物語のはじまりはいわゆる少女漫画で、ある国の王子様は街の女の子白雪の美しい赤髪を見初めます。でもこの白雪、王子の寵愛を受ける気などさらさらなく、あっさりとその美しい髪を切って家において、まさかの国外脱出。

その後隣国の王子と偶然出会い、彼女は昔から興味があった薬学を勉強して隣国の宮廷薬剤師に。隣国の王子は白雪に助けられた恩や白雪の意志の強さ、自分のやりたいことをやりとげていく強さを見て、白雪を妃に迎えたいと思いながら彼女を見守る。

……あれ?少女漫画?王子様に見初められたら結婚するんじゃないの?という常識を覆し、颯爽と宮廷薬剤師試験に受かり、薬学を学び、だめなことはだめだと人に諭す白雪。その意志の強さ、地に足のついた姿に惚れます。王子もかっこいいのですが、一番かっこいいのは白雪。そういう漫画です。

もうひと押し!衣装が素敵です。宮廷薬剤師の制服、普段の服装、マントやマント留め、色とりどりの布、耳飾りや夜会服、ブーツ…こだわりがあるのだろうなぁ。絵自体は簡潔な線なのに服装の書き込みがすごくて、宮廷という舞台が映えますね。


2. 『乙嫁語り』:森薫

乙嫁語り 1巻 (HARTA COMIX)

乙嫁語り 1巻 (HARTA COMIX)

 

 森薫さんの作品の絵が好きです……

舞台は19世紀後半の中央アジア。20歳の花嫁アミルと、12歳の花婿、アルルク。二人はその年齢差を気にしながらもお互いを大切にして、良き夫婦になろうとする。物語はその二人を中心に、周りの人々の悩みや恋、結婚、家同士の事柄などを描いています。

アミルがかっこいいんです。彼女の出身は半遊牧民の家なので、狩猟や馬に乗ることも大の得意。一方のアルルクは定住民のため狩猟は行いません。「獲ってきます」と宣言して野生の生き物をきっちり仕留めてくるアミル。男前!最初は年下のアルルクのことは

公衆浴場やパン作りなどその時代の文化が知れることも嬉しい。いまでも公衆浴場は中央アジア〜アフリカ北部で有名ですよね。民族衣装も素敵です。いまでもあの模様や色鮮やかな布生地はあのあたりの特産品。黒髪に赤い布生地が映えるんだよなぁ〜、というわけで本棚に飾りたい本ナンバーワン、です。


3. 『サプリ』:おかざき真里 

サプリ 1巻 (FEEL COMICS)

サプリ 1巻 (FEEL COMICS)

 

 突然現代に帰ってきました(笑)

広告代理店で働く藤井ミナミとその周囲の人間の、仕事や恋愛模様を描く……とだけしか言えないのですが、作者であるおかざき真里さん自身広告代理店で働いていた過去を持つだけに、とてもリアルな広告業界。徹夜や午前寝はあたりまえ、女性というだけで出世できない、結婚、出産…。

それから、名言の豊富さ。

努力が評価されるのは、義務教育まで

というミナミのことばは素敵である。仕事で頑張って、評価されたり失敗したり。社会人として時には甘えたいけれど、甘えるべきはここではない。しっかり地に足がついているからこそこういう言葉が出てくるのだろうなぁと思います。

ミナミたちはその激務の合間で恋愛をする。仕事の負担にはしたくない、だけれど甘えたい、愛されたい、必要とされたい。仕事で見せる顔とは違うウェットな面もまた魅力です。全ての女は、というのは主語が大きいでしょうか。仕事と恋愛に悩む女の二面を描き切っていると思います。

仕事と恋愛、理性と感情、どちらも持つ女たち。仕事ではちゃきちゃきしているのにうまく恋愛を進められなくて駆け引きもできなくて、触れられたい、認められたい、相手の負担になりたくないとか思い悩む彼女たちの姿を自分の社会人としての未来に重ねてしまいます。名言をもう一つ投げて、〆です。

男一人に支えきれる程度の人生かよ!


4. 『彩雲国物語』:雪乃紗衣 

超絶社畜な官僚社会、頭のいい女の子、良家の姫、宮廷のいざこざ、イケメンだらけの逆ハーレム。盛りだくさんの少女小説です。

主人公秀麗は良家の姫だがとてつもない貧乏生活、けれどもしっかりもので、努力家。偶然出会った王様を叱咤激励してそのしっかり者かげんに惚れられ、ずっと夢見ていた国試を女性ではじめて受けさせてもらうことに。しかし初めての女性官吏として反発はひどく、そのなかを傷つきながらも王を支えるために秀麗は進んでいきます。

秀麗の礼儀作法とか、一本通った気の持ちよう、決して折れない様、正義を貫く仕事のやり方、そういったものが全く素敵で、仕事をするならこうでありたいと思います。

彼女の周りの人たちが仕事について語る様もなかなかかっこいい。

秀麗を助ける存在になる燕青は彼女に、「俺の人生をまるごと背負ってほしい、俺が人生を賭けられるような上司であってほしい」と願います。言われたくないですか!この言葉!人に人生を賭けさせるような、その価値があると信頼していると言われたい、と思います。

秀麗のように努力家であり、やりたいことを持ち、心が折れず、正義を通して、人に尽くし、人生を駆けて駆けて駆け抜けたい。自分がやってきた仕事に自信をもって生きたい。

高知で女子一人旅を満喫した話

先日高知に一人旅をしてきました。なぜ高知かというと、Twitterでながれてきた高知旅のブログ記事が面白かったからです。おいしそう!鰹のたたき!うなぎ!餃子!というわけで高知へ。

参考にさせていただいたブログです。

hikakujoho.com

今回は高知駅周辺の観光スポットで食を、四万十川沿いで景色を楽しむことに。ゲストハウスや一人旅に興味のある方、高知グルメを知りたい方、四万十に行ってみたい方向けです。

1日目

高知駅につき、朝ごはん。7時からオープンしている高知駅併設のカフェ「COCOCHIコーヒー」にてモーニングをいただきます。素朴な味わいが美味しいおにぎりと味玉。量は十分ですね。

f:id:sakegoma:20170807163805j:plain夜行で寝起きの体をしゃっきりさせ、はりま橋周辺まで歩きます。お昼前には窪川行きの列車に乗らなければならないので、あまり観光らしい観光はできませんでしたが……。

高知駅から窪川まで1時間半ほど。窪川予土線に接続されるのですが、待ち時間が1時間…ちょうどいい時間なのでお昼ご飯に窪川駅近くのうなぎ屋さん「うなきち」に伺いました。後ろに並んでいた外国人の方と相席で、グーグル翻訳片手におしゃべりしながらうなぎをいただきます。あまりあまったるくなくて美味しい。

f:id:sakegoma:20170807164516j:plain窪川から十川までは予土線の観光列車の1つである「かっぱうようよ号」に乗れました。あまりのネーミングセンスに最初は「うようよ号?」と目を疑いましたが、本当にうようよ号でした。席にかっぱ(の人形)が座っていて、人が前を通ると喋ります。なかなかシュール。子供さん連れはかっぱと写真をとっていたりして、なかなかほのぼのします。

この地域ではかっぱ伝説が有名なのか、全体的にかっぱ推し。宿の名前も「かっぱバックパッカーズ」。

kappa-bps.com

男子ドミトリー、女子ドミトリー、個室があり、レンタサイクルやタオル類の貸し出しはうれしい!お風呂も広く、オープンしたてなのもあり清潔でした。本や漫画も豊富で楽しいです。扇風機オンリーでクーラーはないのですが、山間部ということもあり案外どうにかなるもの。二段ベッドの上でゆっくり寝ることができました。

その夜はスーパーで買った食材でご飯をすませた後お茶の間でゲストさんたちと喋り、ビールを奢っていただきました。ごちそうさまです。

2日目

レンタサイクルで四万十川名物(?)沈下橋をめざします。霧のような小雨なのでどうにかなるだろ!と決行。トンネルで雨宿りをしながら一番近くの沈下橋へ。途中の真っ赤な橋もなかなかかっこいい!沈下橋は増水時に流されないような欄干のない橋なので、座ることができるのですが、座って見ると意外と高さも水の流れもあって怖いです。晴れてて水の流れも穏やかなら飛び込んで遊んだら楽しいだろうなあ。

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f:id:sakegoma:20170807171219j:plainその後は道の駅「四万十とおわ」にて名産を詰め込んだお弁当をいただきました。屋外の屋根の下にテラス席がたくさんあり四万十川をながめながらお昼ご飯。その後宿へ帰ろうとしたところ、当然の大雨に足止めされ、「四万十とおわ」併設のカフェ「おちゃくりCafe」にて抹茶シフォンモンブランと名産の紅茶をいただきました。地栗が有名なのだとか。たしかに来る途中によく栗の木をみかけたなぁ。モンブランはさっぱりとしていておいしい。

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最近の道の駅は土地の名産や他の地域の名産を積極的に売り出すスポットとして進化してきていて、寄ってみてみると楽しいですね。特に自転車に乗っている時だと休憩場所としてありがたみが大きいなぁと感じます。

その後は宿に帰り、外の雨を尻目に漫画を読みながらごろごろ。実家のようなくつろぎ具合です。近くの定食屋さんでご飯を食べ、その日のゲストさんとジュラシックパークを見ながらスーパーで買った柑橘、美生柑を食べておしゃべりして就寝。

3日目

始発で四万十にさよならして、窪川へ。昨日喋ったゲストさんと共に高知までいってお昼ご飯までご一緒することになりました。これもなにかのご縁というやつですね。こういう出会いがあるのは一人旅ならではだなぁと思います。窪川での1時間は駅周辺をぶらぶらして写真を撮ったりしたのですが、なかなかノスタルジックな街並みでした。

さて。高知に着きひろめ市場へ。かつおたたきを塩でいただきます。塩で食べた経験がないので新鮮!臭みが全くなく、藁焼きの香ばしさ、とろける食感やタレとしてつけるゆず果汁の香りを味わいました。

f:id:sakegoma:20170806092743j:plainさてその後は商店街を冷やかした後ゲストさんとお別れし、宿へ向かいます。

3日目の宿はかっぱバックパッカーズと系列(?)のゲストハウスである「かつおゲストハウス」へ。

katuo-gh.com

駅からは少し離れるのですが、やはり安い。こちらはクーラーなしの個室でしたが、なんとハンモックつき!うれしい!テンションが上がってしまいついて早々ハンモックでゆらゆらしてしまいました…

さて、お腹がすいたなぁとまたひろめ市場へ。高知グルメを食べ尽くす!と意気込んで行ったもののさすがに一人では難しい。チャンバラ貝、かつおタタキの海苔巻き、うつぼのタタキ、評判を見て食べて見たいと思っていた「安兵衛」さんの餃子を選びました。お酒は地酒の「久礼」です。常温ながらあまりつんとした味がなくするっと飲めてしまう美味しいお酒でした。ウツボは思ったよりもしっかりとした味わいで見た目より脂のノリを感じます。

f:id:sakegoma:20170806093349j:plainさて食べ終わり商店街を歩いているとなにやら衣装を着た集団が。

そういえばもうすぐよさこい祭の時期なのですね。台風が直撃しないと良いですが……。

帰りに高知駅で「ダバダ火振り」という栗焼酎のミニ瓶を買いました。おみやげにもってこいの100mlサイズ。あけるのが楽しみですね。

4日目は京都に帰るだけなので割愛。

 

今回の旅では美味しい&良い景色を満喫しました。そのうえ旅先での出会いも多く嬉しい限り。でも一人では食べきれないもの、回りきれない場所も多く、また来なきゃなあと思わされる場所でした。

【読書感想】『明暗』—プライドとは、エゴとは、愛とは。

世は祇園祭だの三連休だので混んでいるので、京都の秘境左京区にひきこもって本を読んでいる次第です。さて、前回の『神様のカルテ0』を読み終えて、「そういえば、漱石あんまり読んだ覚えないナァ」などと思ったので、『明暗』に手を出してみました。

思えば夏目漱石、『我が輩は猫である』とか、『坊ちゃん』とか、『こころ』とか、そのあたりのいわば誰でも知ってる古典文学シリーズを読んだきりで、あまりほかの作品を読んだ覚えがなかった。なんなら前3つだってうろ覚えである。文学徒を標榜する者としてさすがにそれはどうなのよと長年思いつつ、でもなんか漱石って超然としてるというか欲望を冷静に見つめている感じがして苦手なのよな、などと思っていた。ある程度ねちっこくて、感情の激しさが現れる文章の方が好みだからかもしれない。

とはいえ腰を据えてじっくり文学に触れる時間も早々残っていないことだし、読んでみるか〜と軽い気持ちで『明暗』に手を出し、下巻三分の二までいったところで「そういえばこの小説…未完…だった…」と絶望した感想など。 

明暗 (新潮文庫)

明暗 (新潮文庫)

 

あらすじなど

明治の中・上流階級の津田とその妻お延の家庭生活を中心に、津田やお延のエゴイズム、夫婦の愛、過去との相対などを描く。絶筆であり未完。

津田が軽い手術のために入院するところから話がはじまる。新婚の妻お延とどこか噛み合ない津田は、京都の実家とはお金を巡って対立し、昔からそりが合わない妹・お秀とは金の渡し方をめぐって喧嘩。しかし津田には以前愛した女性がおり、お延はひょんなことからその存在を知ってしまう。一方で津田は湯治と称してその女性の滞在している温泉にいくことになる。

エゴとプライドと

映像で見てしまえばなんてことはない、連ドラだと思うんです。火曜の「逃げ恥」枠でやってそう。うんうん、見たことある。「病室にはだれも見舞いにきてない?じゃあ誰がこの鉢持ってきたのよ」「そ、それは…」みたいなシーンとか。トリックスターである小林が意味ありげに浮気を示唆するところとか。上巻の終わり方とか。お、このへんでCMか?という感じです。

しかし文章で読むと、登場人物の内面描写が丁寧で、かといって必要以上の情報はない。例えば津田。彼に最後のあたりでくだされる吉川夫人の判決は、いままできちんと情報が呈示されていなかっただけに非常に面白かったです。読者が持ってる情報は、お延がもってるのと同レベルでしたね。

「貴方は延子さんをそれ程大事にしていらっしゃらない癖に、表では如何にも大事にしているように、他から思われようと掛っているじゃありませんか」

「お延がそんな事でも云ったんですか」

「いいえ」と夫人はきっぱり否定した。「貴方が云ってるだけよ。貴方の様子なり態度なりがそれだけの事をちゃんとあたしに解るようにして下さるだけよ」

夫人は其所で一寸休んだ。それから後を付けた。

「どうです中ったでしょう。あたしは貴方が何故そんな体裁を作っているんだか、その原因までちゃんと知ってるんですよ」

ここにきて突然黒幕というか、物語を支配する吉川夫人。この前後の会話を見ていても、津田は彼女には逆らえない・逆らわない。吉川夫人がお延のことを嫌いであるということが解っても、夫人が提案するがままに清子に会いにいくことが身の破滅を招くと解っていても、彼は逆らいません。(途中で夫人に対して反抗的になるシーンも一部あるのですが……)。世間体?それとももともと流されがちなのか。お秀との喧嘩を見ているとのらりくらりとしているようにも見えるのでわからないですが。

夫人も夫人で、お延のことが気に入らないという感情と、全てを自分の意のままにしてきた人間の傲慢さと、自分の考えが間違ってるとは露とも思わないおせっかいおばさん的な決めつけが入り交じった女性で非常にリアル。

一番怒りが沸いたのは小林かもしれない。自分の言葉に責任は持たない!って言い切る人間、そりゃ好きにはなれないのは最もなのかな。最後のお金のやりとりのシーンでは津田の我慢強さを誉め称えました。私だったら縁切って家に帰ると思います。

 

そうそう、お延の「あたしはどうしても絶対に愛されてみたいの。比較なんか始めから嫌いなんだから」っていう台詞がお延の無意識な傲慢さ、強欲を示しているようでとても良い台詞だなあと思いました。津田の中で一番でありたいというプライド、転じてエゴイズム。岡本叔父にひいきされて育ってきたが一方で、娘ではなく姪として育った過去ゆえか。あるいは愛なのか。しかしその愛の方向は津田を向いているのではなく、ぐるりと回って、あるいは津田に反射して自身の方向を向いているように見えます。

 

夫婦って何なのか。愛ってなんなのか。最近火曜のドラマ枠で「逃げ恥」、「カルテット」「あなたのことはそれほど」など夫婦関係についてのドラマが続いたからか、ついそんなことを考えました。

 

【読書感想】夏川草介「神様のカルテ0」ー優しさというのはね、想像力のことですよ。

久しぶりに読み返して、素敵な言葉を発見したので書き留めておこうと思います。

私が神様のカルテシリーズにはまったのは高校生の時なので、月日が過ぎるのは早いものです。以下あらすじと感想。

 

あらすじなど

神様のカルテ」シリーズ4作目。主人公・栗原一止の大学時代〜研修医時代を描く。また前作までのシリーズ3巻ではサブメンバーとしてしか語られていない辰也と千夏の過去や医学を志すものの現実、ハルの写真家としての姿も描かれている。

 

神様のカルテ0

神様のカルテ0

 

 

なぜ人は本を読むのか

4章に分かれているうちのシリーズタイトルにもなっている章「神様のカルテ」について取り上げたいと思います。シリーズタイトルにもなっているということは、夏川さんが一番書きたかったお話なのかもしれない。

今まで「神様のカルテ1」で「医者である前に人間なのだ」という言葉を見た時にその言葉の強さに鳥肌がたったように、今回もすごい言葉がありました。

 

3型胃癌で抗がん剤治療をしなければならない患者の國枝さんと一止の対話場面。

”本にはね、先生。「正しい答え」が書いてあるわけではありません。本が教えてくれるのは、もっと別のことですよ”

持ち前の深みのある声が続く。

”ヒトは、一生のうちで一個の人生しか生きられない。しかし本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を経験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる”

”たくさんの人の気持ち?”

ゆったりとうなずく姿は、教壇に立つ教師そのものである。

”困っている人の話、怒っている人の話、悲しんでいる人の話、喜んでいる人の話、そういう話をいっぱい読む。すると、少しずつだが、そういう

人々の気持ちがわかるようになる”

”わかると良いことがあるのですか?”

”優しい人間になれる”

意想外の返事に、一止は相手を見返した。

 ずっと文系の道を進み、文学に親しんできた私としては「なるほど」と思うのでした。読書や文学に親しんできたことが人生において何の役に立つのか?ということは大学に入ってから、特によく考えてきたことでもあります。

曰く、小説を読んで何が得られるのか、ということ。

ここに、一つの明快な回答がある。

”しかし今の世の中、優しいことが良いことばかりではないように思います”

”それは、優しいということと、弱いということを混同しているからです。優しさは弱さではない。相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」というのです”

静かな言葉が、静かな書斎のはざまに沁みわたっていく。

”優しさと言うのはね、想像力のことですよ”

温かい声に、一止はただ声もなく耳を傾けていた。

多くのことを伝えようとして行きついた、それがひとつの答えであったのか。

いやもう心に響きました……。

なんというのか、今年の阪大卒業式の文学部式辞をみたような衝撃。

skinsui.cocolog-nifty.com

國枝さんの言う「優しさとは、想像力のことだ」という言葉は、この式辞と同じことを言ってるのではないでしょうか。人生でなにか問題に行き詰まった時、なにを頼りにして解決するのか。そこに今まで学んできたフレームとしての人文学がある。

人がなにか問題を解決する時に使うものは、自分が今まで出会った考え方です。もしかしたらそれは宗教かもしれないし、ロジックかもしれない。でも、その一つとして、「読書」で出会った考え方を入れても良いのではないでしょうか。

 

皆が読書で養った想像力を生かして優しい人間になれたら、もっと良い社会になるのでは。

そんなことを思いました。

 

 

国立国会図書館の採用試験勉強法などのメモ書き

先日国会図書館の職員採用試験の筆記試験までを受けてきたので、私がしてきた勉強法などをまとめておこうと思います。ただし、まだ結果は出ていませんので、この方法でいけば受かるよ!というおすすめ勉強法とは言えません。なので、公務員試験の中でも対策方法があまり明らかになっていない国立国会図書館の採用試験の受験記として読んで頂ければ幸いです。

ちなみに私は民間企業を3月頃から受けつつ、国会図書館を受けるタイプの民間と国会図書館のみの併願だったので、民間企業も受けつつ受験してみたい人の参考にもなるかと。

試験概要について

まずは国会図書館の試験概要についてですが、おおむねここに書いてあります。

採用情報|国立国会図書館―National Diet Library

一次試験は国会図書館独自で行う教養試験、二次試験は独自の専門科目試験と英語試験、性格検査、小論文(総合職受験者のみ)があります。総合職と一般職の区別はありますが、そこまで業務内容は大差ないようです。出世のスピードは少し異なる模様。このあたりの話は夏か秋にやってる国会図書館の説明会などで職員の方に聞いてみると、お話が聞けます。

一次試験について

一次試験の勉強をあげていきます。2016年7月頃に参考書を買い集め、勉強開始。以下は買った本の一覧です。赤本以外は古本(メルカリ)でそろえました。圧倒的安さ。

  • 国家一般職(大卒程度)の赤本
  • スーパー過去問数的推理
  • スーパー過去問判断推理
  • 畑中敦子の資料解釈ザ・ベスト改訂版
  • スーパー過去問社会科学
  • スーパー過去問人文科学
  • クイックマスター自然科学1
  • クイックマスター自然科学2
  • 岡野の化学をはじめからていねいに
  • 公務員試験速攻の時事

私の行った勉強は以下の通りです。戦略としては、人文・社会科学の知識分野で落とさないようにすること、物理を捨てること、演習を徹底する事を軸としています。

  1. 赤本を1周。
  2.  数的、判断推理を1周。社会科学を1周。資料解釈を1周。
  3. 岡野の化学を1周。わからないところは理系の友人に聞きました。
  4. クイマス自然科学1、2を1周ずつ。
  5. 人文科学を1周。数的・判断推理の2周目(チェックのみ)。
  6. 社会科学の2周目。赤本2周目。
  7. 社会科学の3周目(チェックのみ)。
  8. クイマス自然科学1、2の2周目(チェックのみ)、人文科学の2周目(チェックのみ)
  9. 公務員速攻の時事は暇な時に読む程度。あとはニュースを見る。

知識分野については、自分のできるところできないところを見極めることが大切です。難易度はセンター試験程度なので、どの科目を捨てどの科目は完璧にするかを考えましょう。また社会科学は(私の時の試験ではあまり知識的なものは問われなかった気がしますが)、きちんと知識を詰め込み、ニュースなども見ておくことが大事です。

またネットを見ていると、「国家総合職レベルの勉強をしないと無理」とかいう声もありますが、国家一般職の過去問で十分対策可能です。 

 

二次試験について

国会図書館の二次試験は過去問も公開されているものの、なかなか勉強が難しいと思います。そこで、二次試験の専門試験と英語試験それぞれ勉強法を紹介します。

専門試験

私は社会学を選択したので、社会学の勉強についてしか語ることはできませんが、他科目でも応用は可能かと。

 

やったことは以下の通りです。

スー過去シリーズは基礎知識や流れを一通り理解するのに便利です。概念やタームは「社会学小事典」「社会学中事典」など参考図書を用いて調べましょう。

院試問題を手に入れるおすすめは

京大社会学研究室 

大学院過去問 | 京都大学 大学院文学研究科・文学部 社会学教室SOCIO

北海道大学文学研究科

修士課程・一般入試 試験問題 | 入試情報 | 北海道大学 大学院文学研究科・文学部

慶応義塾大学大学院

過去問題閲覧方法(三田キャンパス):慶應義塾大学大学院入学案内サイト

早稲田大学社会科学研究科

2017年度 社会科学研究科修士課程 入試問題 – 早稲田大学 入学センター

などなど。一部大学院は過去問を販売していたり、教務に行かないと手に入らないこともありますが、このあたりを勉強していくとある程度の基礎知識がつきます。

勉強していると、心理学や言語学、世界史、哲学などもかなり関わってくることもあり、勉強の幅はかなり広くなります。早めにはじめておく方が無難。

 

英語試験

やったことはあまりないのですが、以下の通りです。

  • NY timesやThe Guardianの気になる記事を1日1こ読む(特に文化、科学、医療、ライフスタイル面。経済、政治の話題はあまり過去問には出ていません)
  • ターゲット1900を何周か

しかし、正直思ったほどの難易度ではなく、上記新聞記事が読める程度であれば問題ありません。ただ和訳で細かい語彙が聞かれることもあるので、いくつか単語帳でボキャビルするのはありかもしれません。

 

こんなかんじでしょうか。受けてから思ったこととしては、

  • 二次試験の勉強をはやくからしておくべきだった(民間就活を早めに終えたとえはいえ、6月頭から始めたのでだいぶ無理がありました)
  • 民間との併願は辛いのでおすすめしませんが、早くからの対策で受験は可能ではある(民間を早く終えられないと一番辛い時期に試験がかぶる)
  • 国家公務員の試験を受ける人は法学、経済学なども選べるので日程さえうまくいけばなかなか良いのでは
  • 英語は早くからやっておくべき。TOEICなどを利用して半年前から英語に慣れましょう
  • 数的や推理は民間就活のSPIや玉手箱をやってると少し解くのが楽になります

 

受験される方は頑張ってください。

以上勉強メモでした〜